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フリーランサー花子の日記

突如、意図せずフリーランサーになったアナログ人間の花子。休みの多さに戸惑いながらも浮き草のような日々に身を任せております!

ノンフィクション作家花子 待望の第一作「愛を知った日」

 

待望の第一作「愛を知った日」

 

 

 

ひょんなことから花子は彼と出会った。

 

端正な顔出ちに

ずんぐりむっくりの体形

人懐っこい雰囲気

 

花子はたちまち恋に落ちた。

 

それは一目惚れだったのかもしれない。

 

 

彼と出会ってからというもの草木が輝いて見えるようになり、寝ても覚めても彼のことで頭がいっぱいになった。

 

恋に現を抜かし仕事に打ち込まなかったのかというと、そうでもなかった。

 

むしろ彼のおかげで仕事もノリに乗って順調だった。

 

それは彼がとても穏やかで全てを包み込む草原のような広い心を持っていたからだ。

 

そんな彼はもういい大人だったが、何かに夢中になって遊んでいる時は子供のような顔をしていた。

 

はしゃいでいるかと思うと突然ウトウトし始め急に眠りにつくこともあった。

 

私はそんな彼の姿に愛おしささえ感じていた。

 

 

そんな彼には持病があった。

 

未病ではなく持病だ!

 

 

 

彼は薬を服用していた。

 

 

私はてっきり薬で快方に向かっていると思っていた。

 

しかし、そうではなかったのだ。

 

ある日、彼のご家族から容体が悪化し手術のため入院することになったとの知らせを受けた。

 

私は目の前が真っ暗になった。

 

 

彼のいない人生なんて考えられない。

 

居ても立っても居られなくなり、たちまち仕事に手がつかなくなった。

 

彼の元気な顔が見れず、私の心は苦しかった。

 

私は何としても彼を救いたかった。

 

しかしその想いは、ご家族を通じて医者に託すしかなかった。

 

 

彼にもしものことがあったらと考えると、毎日不安で仕方なかった。

 

次第に私は自分の命を彼に捧げたいとさえ思うようになっていった。

 

 

彼が生きていてくれるなら自分は死んでもいいとさえ思っていた。

 

その時、気付いた。

 

これは愛なのだと。

 

 

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しかし私が死んだところで彼の手術が成功するとも限らない。

 

だとしたら私に何ができるだろうか?

 

そうだ血だ!

 

私の血液を全て彼に!

 

と思ったが、私は彼の血液型を知らなかった。

 

 

知っていたとしてもどうにもならなかっただろう。

 

 

 

 

 

 

長かった。

 

 

 

彼が退院するまでの数日間が何年にも感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

私は彼を心底愛している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼なしでは生きていけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だけど結婚はできない・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜなら

 

 

 

 

 

 

彼は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猫だから。

 

 

ニャーン(=^・^=) 

 

 

 

 

 

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